動画教材を使った勉強の仕方 ~ 中学校数学 by 2πr(にーぱいあーる)

1.◆ はじめに ◆

今回は、2πr(にーぱいあーる)が考える中学校数学の勉強の仕方をテーマにお話しします。といっても、勉強の仕方は千差万別で、人によっても違いますから、「2πr(にーぱいあーる)の動画教材を使うならこんな感じにやってみれば?」というスタンスで書くので、あまり生真面目にならずに読んでやってください。

人間の頭は、大概のことは忘れるようにできています。また、人間の頭は、整理したり関連付けてなんとか覚えようともがいています。・・・これが2πr(にーぱいあーる)の人間の頭に対する大雑把なイメージです。このイメージが間違っていると感じたら、「ほんとかよ」と思いながら読んでください (^^;)

2.◆ 覚えることと考える(理解する)ことは違う ◆

2πr(にーぱいあーる)は、「覚えることと考える(理解する)ことは違う」と考えています。考えるとは、覚えたことをうまく使って「あそこがああだから、ここはこうなるんだ」と頭を整理することだと思います。そして、頭が整理されたときに人間は「理解できた」と感じるんだと思います。

どんなにたくさん覚えても、覚えたことを使えなければ考える力があるとはいえません。覚えたことをどう使えばいいのかわからなければ理解したことにはならないと思います。ということは、覚えることと考えることはやっぱり違うということです。だから、勉強が覚えることだと考えている人は、そこから考え直す必要があります。もちろん、「考え方や解き方を覚える」という人も多いと思いますが、「考え方や解き方を理解して覚える」とは違うということです。

では、どうやったら勉強のやり方が改善できるのか?

ポイントは2つです。

ひとつは、短時間で覚える記憶を繰り返し練習すること。もうひとつは、パターンを決めてノートを書くことです。この2つを常に意識して勉強するだけで十分です。というか、これができるようになれば、他にいろいろテクニックがあったとしても自分で考えることができるようになると思います。

これは、学校の授業でも、塾の授業でも、動画教材を使った独学でも同じです。

 

3.◆ ノートは記憶力アップに役立ちます ◆

人間は、単純に覚えたことと、理解できたことを(覚えていて)組み合わせることで、さらにいろいろなことを考えます。また、調べることで、一時的に覚えていることや理解できたことを増やした状態にできます。(ここが人間の強みだと思います)

こう考えていくと、覚える力と考える力を効率よく伸ばすためにどんなアイテムがあるかと考えると、2πr(にーぱいあーる)は 「ノートしかない!」 と思うのです。

あなたは、黒板や参考書、動画教材などを見てノートに書き込むとき、どうやっていますか?

短い単語を少しずつ書き込んでいませんか?

何度も何度も頭や目を上下していませんか?

上下する回数は少ないけど時間がかかっていませんか?

この問いに「はい」と答えた人は、短時間で覚える記憶力を鍛えていません。記憶力を鍛えるならば、最低でも意味のあるひとつの文章を短時間で覚えて、それを思い出しながらノートに書き込むようにするべきです。

人によって記憶の仕方は違うかもしれませんが、個人的には、一番理想的な記憶の仕方は「頭の中に文章や図を写真で取ったように写して、その頭の中の写真を見ながらノートに書く」ことだと思っています。見たものが、例え短い時間でも写真のように記憶できるなんてすごいことだと思いませんか? もしかしたら、この練習を続けていると文書や図が写真のように記憶できるようになるかもしれません。

付けたしですが、このノートの取り方の方が時間がかかりませんね。そういった面を考えても、このノートの取り方は効率的な勉強に一役買っています。あと、首と目も疲れません (^_^)v

4.◆ ノートは考える力を高めるために役立ちます ◆

さて、これで記憶力がノートを取るだけで高められるだろうということがわかりました。次はノートが考える力を高めてくれるだろうということについてお話しします。

これもそんなに難しいことではありません。ノートに何をどこに書くか決めておくだけです。

例えば、図のようにノートを取る場所を決めたとします。具体的な条件は下の①~⑥のようになります。

① ノートは、1つのテーマで見開き2ページを使う。

② 左ページの一番上には、年月日とテーマ番号、その時間のテーマを書く。

③ その下は、教える人(動画教材)の書いたこと、話したことを書く。(話したことは小さい字で)

④ 右ページの左半分は、気づいたことや疑問を書く。

⑤ 右ページの右半分は、疑問の解答や自分なりにまとめたり、整理したことを書く。

⑥ 右ページの上は、右下でまとめたり整理したことを、3つ以内の見出しの形でまとめる。

・・・・・・・・・・・・・・・・

このルールも、ノートの割り方も、ひとつの例でしかありません。これらは人によってちがっていいのですが、概ね、左ページは相手に関すること、右ページは自分に関することを書くイメージを持つと迷いにくいかなと考えて紹介しました。

ここで大切なことは、「ルールは単純な方が覚えやすい」ということです。何ごとも無理は禁物です。

次に、実際にノートするときの注意点ですが、後で書き込みができるように間隔をあけて書くことが大切です。頭を鍛えるためには、ノートに書いたことに関係するものはないかいつも気にしていることが大切です。そうやってはじめて、関連のあることがすきまに加わってくるのですが、この作業って記憶力と考える力が必要だと思いませんか?

やってみるとわかりますが、すぐにはうまく書けません。完璧ではなくても関連する内容を付け加えられるようになれば、それだけでも記憶力と考える力がついたことになります。

さらに、右ページの左半分には、授業や動画を聞いたときに「あれ?」、「なるほど!」と感じたことを短くメモするスペースがありますが、これもなかなか頭を使わないといけません。集中力も必要です。

そして、授業の合間や授業が終わって見直すときに、右ページの右半分にそのテーマで学んだことを自分なりにまとめて、一番上のスペースに見出しのようにまとめることも、慣れるまではなかなかうまくできないものです。時間もかかります。

でも、これを続けているうちに、上手にノートをつくることができるようになります。そして、ノートを見れば、「あのときこんなことをいっていた」、「あのときこんな疑問があったけどこうやって解決した」といったことが思い出されるようなノートができます。

さて、ノートを見れば、「あのときこんなことをいっていた」、「あのときこんな疑問があったけどこうやって解決した」といったことが思い出される・・・と書きましたが、これは「覚えることと考えることを効率よくやって、いろいろ関連付けて覚えている」ことになりませんか?

ノートを見返しながら練習問題に取り組めば、自分では意識していなくても、ノートを見て思い出すさまざま記憶を繰り返し思い出していることになります。練習問題で間違えやすい問題を「こうやって考えて解けばいいんだ」と追加できるようになれば、それだけで生きた知識が増えることになります。そして、このようにしてつくられたノートは本当に貴重なものになります。だって、テスト前はノートだけ見直せばいいわけですから・・・

5.◆ ノートだけでは学力はつきません ◆

誤解のないようにいっておきますが、ノートをつくるだけで学力はつきません。よいノートをつくりながら短時間の記憶力や考える力を伸ばしても、それが問題を早く正確に解くことに使えなければ結果は出ませんし、学力がついたと感じることもないでしょう。

知識や用語、基礎的な計算方法などを機械的に覚えることも大切です。特に基礎的な計算問題は、最初は根拠を考えながら計算しても、最後には反射的にできるようになるまで練習することが実はとても大切です。そういった意味でいうと、中学校数学の場合は、授業ノートばかりでなく、練習ノートをつくって繰り返し練習することが必要だと思います。

蛇足ですが、授業ノートの見開き2ページの他に、間違えやすい問題をまとめるページを次の見開き2ページ(3~4ページ)と決めておいてもいいと思います。その2ページがほとんど空白のままでもかまいません。重要な問題をまとめたいと考えたときに備えておくことが大切なのです。

2πr(にーぱいあーる)は、1テーマ4ページずつノートをつくることをお勧めします (^_^)v

 

ノートをつくってノートを見直すことが、実は何回も思い出して記憶するトレーニングをしていることにもなります。考えてわかったことを関連付けて覚えることも容易になってきます。そして、何よりも「ノートをつくるときに考えなければならない」ことから、知らず知らずのうちに短時間の記憶力や考える力を高めるトレーニングをしていることになります。

どうでしょう? ノートって考える力を高めるために役立つと思いませんか?

でも、頑張ってノートをつくっているからといって油断しないでください。ノートづくり以外にもやるべきことはたくさんあります。そこら辺は、先生や周囲の人にアドバイスをもらったり、成績がいい人のよいところを取り入れるなど、あなたの努力が重要です。

おまけ

赤ペンやマーカーを使うときも自分なりの覚えやすいルールをつくっておくと、頭を鍛えることになります。考えていくうちに全部強調したくなってくるときもありますが、ここで「どこを強調することが大事なことを思い出しやすいのか?」とよく考えることが、実はよい頭の体操なのです。

当然、後で見直したとき見やすくなることをイメージしておくことも大切です。何色も使って、たくさん強調していたら、「結局みんな大切なんやん」となってしまいます。それだけは避けましょう。

慣れていない人は3色を使いこなすことも難しいので、最初のうちは2色程度にしておく方がいいと思います。ノートづくりも時間との勝負ですから、あれこれ迷うようなルールは初めからつくらないべきです。

 

6.◆ 動画教材を使った勉強の仕方 ◆

やっと本題に来ました。

中学校の数学を勉強するのははじめてで、動画教材だけで勉強すると仮定して、「動画教材を使った勉強のやり方はどうすればいいのか?」について簡単にまとめます。ノートは1テーマ4ページでつくることにします。

何でもよいので問題集を1冊用意してください。問題集をすらすら解けるようになることが勉強の目的だとすると、この問題集は難しすぎるのか、丁度いいのか、簡単すぎるのか、を最初に判断することが大切です。難しい問題集だったら、全部やろうとせず、左ページは全部できるようにするなとどと具体的な目標を立てます。

問題集が決まったら、最初のテーマの動画教材を、説明と練習問題を1回流して見ます。このとき、ここはわかる、ここはわからない、といった感触を持つことが大切です。また、ノートするならどんな内容をどこら辺に書けばよいかイメージしてください。これは、ノートをまとめるときに楽をするために必要です。できなければ、少し苦労するとはおもいますが、次のノートづくりをゆっくりやればいいだけですから、あまり気にしなくてもよいです。

次に、ノートづくりです。BGMを消して1画面分を動かしてはストップ、次の1画面分を動かしてはストップを繰り返して、止めた画面を見ながらノートします。もちろん、メモを取りながら動画を見ることができれば尚GOOD!です。最初に、説明動画を中心にノートをつくります。その後で練習問題動画を見ながら関連する内容をすきまに書き込むようにします。

ノートが完成したら、そのテーマに関係ある問題集の問題に取り組みます。わからなければノートや問題集の解説を見ながら考えます。わかった問題で「これは忘れそうだな」と感じた問題は、3~4ページ目に見やすく書き込みます。もちろん問題文や図も書き込みます。練習問題動画のポイントはノートの1~2ページに盛り込まれていますが、必要ならば、3~4ページ目に同じようなことをもう一度まとめてもかまいません。

こうやって、できる問題を増やしていきながら、大切だと思った問題の解き方をまとめていくのです。ただし、このようにしていくともう少しページを追加したい・・・と思ってしまうことがあります。でも、ここで頭を使ってください。同じような解き方をしている問題はありませんか? そんな問題は代表を1問を選ぶことが大切です。また、やればできそうな問題も不安だから書き込もうとしていませんか? そんな問題は思い切って捨ててください。 選ぶときや捨てるときに、実は一生懸命問題のことを考えています。これが大切です。もちろん、やった問題には問題集に印をつけておくことも忘れずにしましょう。二度やったら印も2つつけましょう。

とにかく、できるだけ最初に決めたルールを守るようにしてください。ルールを守ることが考える原動力になるからです。

 

7.◆ 最後に ~ 自己テストで目標達成 ~ ◆

さて、ここまででもかなり練習問題に取り組んだことになりますが、本番のテストを自信を持って受けるために、「自己テスト」についてお話ししておきます。

「自己テスト」は、自分で問題を選んで、自分で時間を決めて、自分で採点するテストのことです。この自己テストをすらすら解けるまで、自信を持って解けるまで、繰り返し努力することが実はとても効果的です。

例えば、テーマ3つ分のノート内容に対して実力をつけたいとします。

全部で4×3=12ページ分の内容になりますが、各テーマの最初の2ページ分、つまり授業内容をまとめたページから、すらすら解くにはまだ自信がないという問題を10問前後選んで書き込みます。書き込む場所は、練習ノートでも、ルーズリーフでも、いらない紙でも、なんでもかまいません。また、テスト時間も「これぐらいの速さで解けないと本番では困る」と考えて決め、メモしておきます。

こうしてつくった自己テストは、すぐやるのではなく、少し時間が経ってから取り組みます。別なテーマの勉強をした後や、他の教科の勉強をした後、気分転換をした後でもいいと思います。あと、身の回りにコピー機があれば自己テストをコピーしておくと、繰り返してやりたいときに楽です。つくった自己テストをまとめておいて、後で本番のテスト前に仕上げとしてやるなどということもできますから。

さて、最初の自己テストをして、できた問題が8割より少なかったら、もう一度ノートをよく見て解き方を理解します。読むのではなく「理解する」ことが大切です。なぜこのような途中計算になるのかなど、ひとつひとつ確実に「そうだった」「なるぼと」というものを増やしていきます。必要だと思えば、問題集の説明や動画教材をもう一度見ることもいいと思います。(時間がかかりますが、当然のことです)

このとき、授業ノートの内容をアンダーラインで強調したり、関連する場所のあいたスペースに「そうだった」「なるぼと」の内容を新たに書き込んだりします。アンダーラインは便利です。繰り返し忘れたところには何重ものアンダーラインになり、自分の本当の弱点が見えるようになりますから。

こうしてある程度自信がついたら、また少し時間をおいて自己テストをします。これを8割以上できるまで繰り返します。時間がない人は、ここをクリアしてOKということにしてもかまいませんので、この自己テストだけは8割以上を目指しましょう。

8割以上できたら、ひとまずよしとして次のレベルの自己テストをつくります。1回目が満点ならすばらしいですが、8割以上でも十分すばらしいです。できなかった問題は次のレベルの自己テストにまわせばいいくらいの気持ちで進めばよいのです。

次のレベルの自己テストは、授業ノートで各テーマの3~4ページに書き込んだ問題を中心に選びます。もちろん書いてある問題を全部選んでもいいですが、そこらへんは時間を考えて決めましょう。この自己テストも時間をおいて8割以上できることを目指します。これを繰り返して、自信を持って問題が解けるようになれば、最初に決めた目標にぐんと近づくことができます。

なお、時間的に余裕がある人は、「本番のテストを予想して自分でテストをつくってみる」ことも、なかなかおもしろいと思います。ここまでできる人はそういないとは思いますが。

「動画教材を使った勉強の仕方」はだいだいこんなところです。細かいことは自分で考えましょう。それも大切な勉強ですから (^_^)v

 

今回は、以上です。

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