目次(自動生成)
1.◆ はじめに ◆
今回は、2πr(にーぱいあーる)がどのように編集して中学校数学の動画教材をつくっているのかをご紹介します。動画教材をどうやったらつくることができるのか興味があったら読んでください。
動画教材のもとになっているのは、写真のようなパワポでつくったプレゼンテーション教材です。(使っているパワポの正式名はMicrosoft PowerPoint 2016 ) 一言もしゃべらずに動画の動きだけで説明することを前提につくっているので、アニメーションの設定を中心にいろいろ細かな配慮が必要で、つくるのに時間が結構かかります。うまく設定するとエンターキーを押すだけで自分の思うとおりに文字や図形が現れるので、一言もしゃべらないで済む動画教材ができます。まぁここらへんのパワポ教材のつくり方から始めると、きりがないのでそこははしょります。今後、もし余裕があればパワポ教材のつくり方も紹介するかもしれません。
動画教材の制作は、プレゼンテーション教材をBGMと一緒に実際に動かしてみて、どんなタイミングで動かせばいい感じになるのかを確かめることから始めます。本来は、BGMとプレゼンテーション教材だけでやればいいのでしょうが、緊張感を大切にしたいので、録画用ソフト GAME DVD も使って本番同様に行います。( GAME DVD は windows10にデフォルトで入っているソフトです。マイクロソフトさんに感謝です!)
音楽再生ソフトを立ち上げて曲を1項目リピートで再生しますが、ここでほんの少し工夫するとスムーズに作業が進みます。その工夫は、「曲の終わり10秒前くらいから始める」です。
こうすると、この最後の10秒間で、立ち上げておいたパワポ教材を F5キー を押してスライドショーの状態にして待てば 、その曲が終わったタイミングで ALT+win+R を同時に押して GAME DVD を起動、録画スタートと曲のスタートがシンクロするという段取りです。
あとは曲とスライドの動きがうまく合うようにエンターキーをリズミカルに押していくだけです。パワポ教材が終わったら ESC キーを押せば GAME DVD は 終了し、動画がビデオフォルダに保存されます。
もうひとつ大切なポイントがあります。それはALT+win+R を同時に押すタイミングです。ここら辺は試行錯誤で「曲が終わって1秒後にALT+win+R を押す」みたいな感触をつかみます。
画像は説明動画をつくるときのスクリーンショットですが、ALT+win+R を同時に押すと右上に GAME DVD が現れます。(緑で囲んだ部分)
下が GAME DVD を拡大した画像です。
左側に赤丸があるときは録画中で、タイマーが動いているので何分で収まるかを知ることができます。
こう言ってしまうと簡単そうですが、ここにもいろいろ考えるべきことがあるので簡単にはいきません。そこら辺を詳しくお話しします。
2.◆ BGMになんとなく合わせる ◆
BGMとともに動画を流し見てもらうわけですから、あまり画面の切り替わりと曲がずれていてはいけません。でも、どちらかというと音楽が不得意な人間なので、なにがどうするとぴったり合っているといえるのかもわかりません。こういうとき頼りになることばは「適当」様です。 自分がやっていてなんとなく違和感がなければ、「まぁいいかぁ」といった感じでやっています。
もちろん、何度も曲を聴いて、次に何が流れるかが予想できるくらいにならないと、余裕を持ってエンターキーをリズミカルに押していくことはできません。ここらへんが、曲をころころ変えない理由のひとつでもあります。
曲をころころ変えない理由はもうひとつあります。「その曲を聴いたら、自然と授業モードや練習問題モードに入れるといいなあ」と思ったからです。勉強にはルーティーンが必要ですからね (^_-)v
そういえば、難敵がいました。
それは、「リピートする間の無音部分」です。でも、これもなんとなく過ぎ去るようにしています。
考える場面や問題や説明を読む時間に無音部分がくるといいなぁと思いながらやってますが、もしそうならなくてもなんとなく許せたらOKということにしています。そうはいっても、このお陰で十数回取り直しということもよくあるのですが・・・。
こんな感じでBGMと合わせているのですが、参考になったでしょうか ?
3.◆ 動画教材は5分以内に納める ◆
どんなよい動画でも長すぎるものは飽きてしまいます。まして数学なら・・・。自分でつくっていても眠くなることもしばしばです。そんなものを他の人が見たら・・・考えるまでもないですよね (^^;
経験上、動画教材5分程度の内容は、説明と練習の時間を考えると、1時間分として丁度よい量だと感じています。ですから、「動画教材は5分以内に納める」という目標を立てました。
当然、考える時間や文章を読む時間を考慮すると5分をオーバーすることもよくありますが、そのときは、考える時間や文章を読む時間をできるだけ詰めたり、動画教材の内容を少し削除するなどして対応しています。
ちなみに、1テーマを1時間分の授業内容として考えていますが、そうすると、1年生の内容ならば多くても130テーマ程度で完結する必要があります。そこら辺については、いつか別な場所で触れられたらいいなと考えています。
説明動画の内容の削除については、どこをどれくらい・・・と考えるときりがありません。思い切って内容的に重なりそうな部分を削除します。または、削除した内容を練習問題で触れるようにします。
そして、この作業はBGM付動画教材をつくった後で行うパワポ教材の修正作業ですから、この作業を1回やっただけでも、 GAME DVD を使った作業からやり直さなければいけません。
ミスをなくして作業を進めようとしても、必ずミスを発見して、作業を最初から行う羽目になります・・・。想像以上に手間がかかるので、自分でも驚いています (-_-;)
練習問題の場合は、削除するよりも作成する段階で候補をいくつか出しておいて組み合わせるといったやり方をしてはいますが、後で削除したくなることもよくあります。
このときは、改めて、説明動画の理解を深めるために最低限必要な問題なのかどうか、複数の角度から練習する必要があるのかどうか、などを考えることになります。
この考える作業だけでも実は結構時間がかかります。ときには、自分の脳を、絞ったレモンかすのように思うこともあります。どうしてもいい案が思い浮かばないときは、第2部の練習問題ビデオをつくることも仕方ないと考えています。今のところ、それはしなくて済んでいますが (^^v
次に、考える時間や文章を読む時間を詰めることについてですが、程度があるでしょうし、人によっても感覚が違います・・・。 そこで、自分が読めるぎりぎりの時間を目安にしています。まがりなりにも作者ですから、人よりも動画教材の内容は把握しています。でも読む時間はというと、あまり早く読める方ではないので自分を基準にしてもいいのかな・・・と、適当に考えました。
考える時間や文章を読む時間を詰めてまで5分以内に納めたい理由は、まだあります。
ネット動画の性格上、とにかくBGMとともに動画を最後まで見てもらって、「なるほど」と思ってくれたら、他の動画教材を見てもらう可能性は高まるでしょう。「もう1回見ればわかりそう」と思ってもらえれば、繰り返し見てもらう可能性も高まります。
つまり、「最後で見てもらう」ことこそがとても重要なのです。これが、10分、15分の動画教材だったら・・・最後まで見ずに途中でやめてしまう確率が高くなると思いませんか? まして、繰り返し見るなんて・・・
このように、動画教材をつくるうえで最も大切なことは「短時間で全体像を把握してもらう」ことだと考えるようになったことが、5分以内の動画にこだわる理由です。
動画教材のよい点は、見たいときに繰り返し見ることができる点です。そう考えても、あえて長い動画教材をつくる必要はないですよね。だから、ギュっと凝縮された動画教材をつくりたいと思っています。
でも、学年が進むにつれて内容が濃くなってくるとどうなるか少し心配なのですが・・・。その点は、これから試行錯誤していきます。
4.◆ 録画は4分43秒以内に終わらせる ◆
動画教材を5分以内に納めるという目標はご理解していただいたと思います。でも、実をいうとこの作業でできた動画教材に、TOP画像3秒とEND画像5秒を編集で組み合わせるので、4分43秒以内に終わらせないといけないという制約が生まれてきます。
「8秒くらい5分に追加してもいいじゃん」と思われる方もいらっしゃると思います。2πr(にーぱいあーる)もそう思っています。でも、それを許すと、自分の弱い心がむしばまれていくような恐怖感も感じました。ですから、とにかく完成した動画教材を5分以内に収めることにこだわろうと考えました。
TOP画像には、テーマ番号とテーマ、動画の所要時間、著作権を伝えるだけでなく、説明動画なのか練習問題動画なのかがすぐわかるようにしたい、黒板をモチーフにした自作のイラストで「動画教材シリーズ」であることが一目でわかるようにしたい、というねらいがあります。
写真は説明動画のTOP画像ですが、バックの色は白になっています。それに対して練習問題動画のTOP画像のバックはオレンジにしました。・・・試作して2ヶ月後、完成した13個の動画が説明も練習問題も同じに見えたからです (^^:
突然ですがクイズです。バックの色以外に決定的な違いが1つあります。気づきましたか? (答えは「追記」の下)
END画像は、感謝の気持ちを伝えるだけでなく、チャンネル登録をしてほしいというアピール、サイト(ホームページ)の紹介、著作権、BGMを使わせてもらった曲の紹介を盛り込んでいます。もちろんイラストでの統一感もねらっています。
また、「ありがとうございました」がとても大きいのには理由があります。それは、YouTube で用意されている最終画面が上にかぶってもよいようにとの配慮です。最終画面は「関連動画のおすすめ」や「チャンネル登録のお願い」などがしやすくなるアイテムです。
※ 最終画面については、リンクを参照してください。
※ TOP画像、END画像、どちらのイラストも PowerPoint でつくり、縦横比に気をつけながら Windows 10 付属のSnipping Tool で jpeg画像にしました。もちろん、これらはオリジナル素材として保管しています。
さあ、こうして動画教材のオリジナルができました。次は、TOP画像とEND画像を組み合わせて編集する行程を説明します。
追記
スライドを録画する方法は他にもあります。まず GAME DVD 以外の録画ソフトは「CyberLink スクリーン レコーダー 16(有料)」などいろいろあります。個人的には画質等こだわることがないので、一番手軽でシンプルな GAME DVD にしました。また、PowerPointのエクスポート機能を使って直接ビデオを作ることもできます。しかし、この方法はあらかじめアニメーションのタイミングまで決めておかなければならないようなので使っていません。
クイズの答え 練習問題TOP画像が説明と色以外で違う点は、「チョークを持つ手が下がっている」でした (^^v
5.◆ 動画編集ソフトは著作権に気をつけて選ぶ? ◆
前章までは、「動画教材をつくるときの時間的な制約はあれこれ考えなきゃいけないし、なかなか大変だよ」というお話でした。完成動画を5分以内に納める理由はそれなりにあるんだということだけ心にとめてもらえればOKです。
さて、いよいよ動画編集ソフトを使っての作業です。 GAME DVD でBGMとともに録画した動画ができあがったことにしましょう。あとは、ビデオフォルダ内の指定の場所に保存された動画とTOP画像、END画像を組み合わるだけで動画教材ができあがりますが、その前にとても重要なことを考えなければなりません。それは、「使用する動画編集ソフトでできた動画を営利(商用)目的で YouTube にアップできるのか?」ということです。
2πr(にーぱいあーる)は、そんなことはまったく気にしていませんでしたが・・・
YouTube に投稿して運がよければ将来的には収益がでればいいなぁ、と考えていたので、2πr(にーぱいあーる)がつくる動画教材も「商用目的、営利目的」の動画となるようです。
そして、ネットで調べているうちに、有料の動画編集ソフトなのに YouTube への商用利用はできないとメーカーにいわれ、 別なソフトを購入してやり直した人がいるらしいことに驚いたのでした。
この情報です → http://bbs.kakaku.com/bbs/-/SortID=21689815/
※ セキュリティ上の都合でhttp://~はリンクを貼りません。サイトを見たい場合は、URL をコピーしてブラウザのアドレスバーに貼り付けてから閲覧してください。https://~ならばリンクを貼っています。
使用する素材などに著作権がからんでいるから気をつけなければという程度の知識はあったのですが、まさか有料の編集ソフトを使って編集したものに対してまでいろいろいわれることがあるとは夢にも思いませんでした。YouTube にアップする機能をつけたり、YouTube と連携しやすいような宣伝をしておきながら実は収益性のある動画はアップしてはだめというのであれば、JARO(ジャロ:公益社団法人「日本広告審査機構」)の出番もあるのでは? と思ってしまいます。
JARO(ジャロ:公益社団法人「日本広告審査機構」) → http://bbs.kakaku.com/bbs/-/SortID=21689815/
いろいろ調べていると「カット編集等の基本機能を使ったものは大丈夫」などの見解もありました。
この情報です → youtubeの広告収益について PowerDirector・・・
このようなことは YouTube の発達に伴う新しい問題なのかもしれません。「個人用」という用語もそういった意味ではいろいろな使われ方をするのかもしれません。だから、今のところはケースバイケースで確実なルールはまだできていないと考える方がいいと感じました。
そこで結論は、動画編集ソフトのメーカーに 「YouTube での収益化は可能ですか?」と聞いてから購入するかどうか決めるということです。
そうすることで、メーカーがそのようなことについてのアナウンスを明確にしてくれるようになるのかなとも思います。日本メーカーだけではないのでお国柄もあるとは思いますが、合理的な判断ができる良心的なメーカーならば、いち早くわかりやすい表示をしてくれると期待しています。
2πr(にーぱいあーる)は、最初の13本は Movie Maker でつくりました。 TopWin-Movie-Maker.com というところからダウンロードできるフリーソフトでしたが、念のため法的利用規約の英文を Google 翻訳で日本語にして読んでみると「本ソフトウェアは、個人的、情報的、非商用目的でのみ使用することができます。」の一文が見つかりました。
フリーで使い方が簡単だったのが決め手だったのですが、これでは将来的にいろいろ問題が起きそうです。 Movie Maker は、以前は Windows Essentials 2012というソフトに含まれていた Microsoft 製品でしたが、今は違うということも踏まえ、使うのはやめることにしました。もちろん、13本の動画教材は YouTUbe から削除して、別な動画編集ソフトを使ってつくり直しました。ちょうど、練習問題のTOP画像とEND画像のバックをオレンジ色にした時期です。
2πr(にーぱいあーる)が新しく購入した動画編集ソフトは CyberLink のPowerDirector 16 Ultra です。もちろん、体験版を使ってフィーリングを確かめたり、「YouTube での収益化は可能ですか?」とサポートに質問もしました。参考までにこのときの回答を抜粋して載せておきます。
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カスタマーサポートより回答のお知らせ(抜粋)
YouTube などへの公開、収益化につきましては、対象作品に含まれる素材の著作権所有者の許諾次第となっております。作品に利用されている映像・画像・音声素材などが、お客様の著作物もしくは使用・公開の許諾を得ている第三者の著作物であれば、当該作品はお客様の権利のもと、商用を含み、自由に公開・利用が可能です。ただし、作品内にその許諾を得ていない第三者の著作物が含まれている場合は、著作権に抵触する恐れがある点に十分ご留意くださいませ。
★ 補足事項 ★
1. 本ソフトウェアに標準搭載されている各種エフェクトやテンプレートなどに関しましては、弊社の著作物となっておりますが、素材の装飾目的での利用に限りご使用のうえ、公開を許可しております。
2. 素材に Director Zone(CyberLink ソフトウェアを利用しているクリエイターたちが各種テンプレートを共有できるコミュニティサイト)から入手されたテンプレートが含まれている場合はサービス規約上、商用利用はおこなえません。[DirectorZone サービス規約(7. 知的所有権と所有権参照)] http://directorzone.cyberlink.com/info/termsOfService.jsp
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6.◆ 録画した動画を編集して動画教材をつくる ◆
話を本題に戻します。 PowerDirector を使って録画した動画を編集し、動画教材をつくる方法と注意すべき点を紹介したいと思います。
PowerDirector での編集自体はとてもシンプルです。TOP画像、つくった動画、END画像の順に編集タイムライン(以下、タイムライン)に並べて、少し調整してから出力するだけです。
最初にすべきことは、 PowerDirector をタイムラインモードで立ち上げ、動画の入っているフォルダを開き、つくった動画を読み込ませます。写真のように PowerDirector の編集画面左上にあるエリア(メディアルーム)に目的の動画をドラック&ドロップするだけです。
そして、メディアルームにできた動画をさらに下のタイムラインにドラック&ドロップします。
すると、タイムラインエリアに動画と音声の帯が現れます。(クリップといいます)
ここで、最初と最後を実際に再生してみて余分な部分があったら動画の分割を行います。
完成した動画教材では、TOP画像が終わると動画部分のTOPスライドが出ますが、TOPスライドが1秒程度流れたらすぐ内容に入るように分割します。動画部分の最後に出るENDスライドとEND画像も同様に考え、必要に応じて分割します。
分割は、次のような手順で行っています。
① 右上にあるプレビュー画面左下の|▷または◁|をクリックしてちょうどよい場所で止めます。写真の例では3分54秒で止めています。(それぞれ緑で囲んで強調してあります)
※△をスライドさせて目的の場所へ行ってから、|▷または◁|を使って微調整すると時間が節約できます)
② タイムラインにあるクリップでは、右側にある緑の丸で囲んだ場所が分割する場所を示しています。
③ 分割する場所が決まったら、タイムラインの左上にある ←||→ ボタンをクリックします。(緑で囲んだ場所)
④ 分割したら、削除したい部分の上で右クリックしメニューを出します。そこから削除を選べば完了です。このとき、右側に残る動画があるときは「削除して間隔を詰める」などのサブメニューが出るので目的に応じて選択します。
以上で、余分な部分の削除が終わりました。
次は、TOP画像の動画時間を編集します。上の例では動画部分が3分54秒になったので、TOP画像3秒、END画像5秒の計8秒を加えて、4分02秒になることがわかりますから、PowerPointでTOP画像のもとになるスライドの時間部分を4分02秒に書き換えます。後は、オレンジ色のエリアに合わせて Snipping Tool を使って JPG画像にすればTOP画像の完成です。
END画像も、PowerPointで作成したスライドを Snipping Tool を使って JPG画像にしますが、所要時間のようなその都度変更する場所がないので簡単に作業が終わります。
TOP画像とEND画像が完成したら、Power Director のメディアルームにドラック&ドロップします。
そして、TOP画像はメディアルームからタイムラインの先頭にドラック&ドロップします。そうするとサブメニューがでますので、そこから「挿入」または「挿入してすべてのクリップを移動する」を選びます。
デフォルトではTOP画像が5秒間流れるようになるので、タイムラインのTOP画像をクリックし、右上にあるプレビュー画面下のスライダー△ をドラッグしたり、|▷ または ◁| をクリックして、タイマー表示が3秒になったところで ←||→ ボタンをクリックして分割します。そして、2秒部分を削除すればTOP画像3秒が完成します。
END画面は、そのまま動画の最後にドラック&ドロップすればEND画像5秒が完成します。後は出力して動画教材が完成となります。
あっ! ひとつ忘れていました。
実は、もとの動画のBGMが突然切れて終わっているのでした。つまり、フェードアウト(BGMの音量が少しずつ小さくなって終わること)させなければいけません。その操作は次のようにして行います。
メディアルームの左側にいろいろなアイコンがあります。緑の丸で囲んだトランジションルームというアイコンをクリックします。
すると、メディアルームの画面がトランジションルーム画面に変わります。
左側には、「すべて表示」、「お気に入り」、「カスタム」・・・などのメニューがありますが、その一番下から2番目にある「音声(音楽)」をクリックします。
すると、さらにトランジションルーム画面が音声(音楽)画面に変わります。
2つある効果のうち、「コンスタント ゲイン」をタイムラインにある音声部分の一番最後の部分にドラック&ドロップすると、音声がフェードアウトするようになります。
時間をかけてゆっくりフェードアウトさせたかったら、ドラック&ドロップした「コンスタント ゲイン」の左端をドラッグさせて左に伸ばせばフェードアウトする時間を長くすることができます。(黄色い丸で囲んだところ)
以上で動画教材の編集が終わりました。最後は、動画教材の出力です。
メディアルームの上に「出力」と書いてある場所があるので、そこをクリックします。そうすると画面全体が変わります。
出力画面になって最初にやることは、プレビューで完成内容を確認することです。
OKだったら、右下の書き出しフォルダーに動画のファイル名とパスを入力します。
そして、いよいよ最後の操作「動画の出力」です。
最初に、ファイル形式の選択です。YouTube にサポートされているファイル形式なら何でもよいのですが、今回は「H.264 AVC」を選択します。基本的に、ファイル拡張子は「MP4」のまま、ビデオ規格は「日本(NTSC)」のままです。
次に、プロファイル名は希望する動画サイズに合っているか確認します。2πr(にーぱいあーる)はあまり画質にこだわらず、ファイルサイズの軽量化優先なので「MPEG-4 640×480 /24P (6Mbps)」を選択しています。
※ 後で「MPEG-4 640×480 /30P (6Mbps)」を使うようになりました。
最後に、左下の「開始」ボタンをクリックすればOKとなります。5分程度の動画ならばPCパワーにもよりますが、1~2分程度待てば完成です。
あとは、このまま YouTube に投稿するもよし、もう少しファイルサイズを小さく変換して投稿するもよし、です。
以上、お疲れ様でした m(_ _)m
追記
PowerDirector の使い方は、いろいろな方が詳しいブログを書いています。2πr(にーぱいあーる)が参考にした2つのサイトを紹介します。
最初は、 hamochiku さんという方の カンタン動画入門 を参考にさせてもらいました。バージョンの違いはありますが、初心者にはとても丁寧でわかりやすかったです。
また、公式 チュートリアル も参考にしました。参考になる動画が置いてあるサイトですが、初めて知る用語を理解するのに役立ちました。
以上
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